AGAで悩んでいますが自毛植毛で移植した髪の毛は脱毛しないのですか?

AGAを発症しているのに髪の毛を薄い部分に移植してもAGAによって脱毛してしまうことは殆ど無いです。

・AGA発症のメカニズム

AGAは男性ホルモンのテストステロンがジヒドロテストステロンへと変換することが原因です。
この変換のきっかけになっているのが5αリダクターゼと呼ばれる還元酵素です。
この還元酵素には1型と2型の2種類があります。
頭皮下の毛細血管と繋がっている毛乳頭細胞には男性ホルモンレセプターと言う受容体があります。
テストステロンが血液の流れに乗って毛乳頭細胞に運ばれると5αリダクターゼ2型によりジヒドロテストステロンへ変換、ジヒドロテストステロンが男性ホルモンレセプターと結合することでAGAの発症が始まります。

・側頭部や後頭部の髪の毛はAGAにより脱毛しにくい

5αリダクターゼ2型と男性ホルモンレセプターは前頭部や頭頂部の毛乳頭細胞によく見られますが、側頭部や後頭部の毛乳頭細胞にはあまり見られないです。
自毛植毛では側頭部や後頭部に残っている髪の毛を毛乳頭細胞ごと移植しています。
そのためAGAにより脱毛が進んだ前頭部や頭頂部に移植した後でもAGAにより脱毛することは少ないのです。
移植後は毛乳頭細胞が毛母細胞に髪の毛を伸ばすように指令を出し始めますので、自然に生え変わっていきます。

・ドクターの技量が大切

しかし残っている髪の毛を採取する際に毛根を傷つけてしまうと移植しても生え変わりが進まないです。
その他にも自毛植毛では残っている髪の毛の分しか移植ができない点にも注意が必要です。
頭頂部と言った部位でAGAの症状が進行しているとたくさんの植毛が必要になるので、クリニックによっては治療ができないと言われることがあります。
髪の毛を採取してから移植するまで栄養と酸素が絶たれてしまうので、定着率を上げるためには短期間で植毛することが必要です。
毛根を傷つけないように移植するには、短期間で大量に植毛するには担当するドクターの技量が高くないとできないのでクリニック選びが非常に大切です。
技量の高いドクターに担当して貰えば定着率は95%ほどと言われているので安心です。